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2007年09月28日
ブーイングVS謝謝
すでに旧聞に属するような気もしますが、なでしこジャパンがまたやってくれましたね。といっても今度はロスタイムではなく、試合後です。
試合に負けたが「勝った」なでしこJAPAN、ブーイングへの「謝謝」!中国で称賛の声
前の上海での試合とは違い、杭州ではほぼ日本にはブーイング一色で、すっかりアウェー状態だったようです。ドイツは決勝に残ったことでわかるように、非常に強いチームです。その相手に立派な戦いぶりを見せ、12番目の敵に感謝を示すというのは、なかなかできることではありません。実際、この後今までブーイングしかなかったものが拍手が起こったという記事もあります。
重要なのは、このなでしこたちの行動が中国で論争を巻き起こしていることです。おそらくこの横断幕がなければ、ブーイングした人たちは、「日本が負けてよかった」という気持ちだけで帰ったことでしょう。しかし、この横断幕で嫌がおうにも自分たちの行為の正当性を自分自身に問わざるをえなくなったのです。
ブーイングの背景にある歴史、試合が満州事変の起こった9月18日の前日だったということもあり、より一層日本に対する感情が掻き立てられたのかもしれません。しかしサッカーに歴史感情をぶつけるべきではないですし、ましてや対戦相手は中国ではなく、勝敗が中国代表に直接関係するわけでもないのです。
もう一つ背景にあるのは、動員された観客が多数いることです。動員客の場合、競技そのものにはあまり興味のない人間がたくさん含まれます。そうした人たちが、観戦よりも日本にブーイングすることを目的としてしまうように思います。北京オリンピックを控えてまでに中国当局がマナーの向上を訴えています。観戦マナーもそこには含まれていますが、その前に「動員」という行為自体を考え直して欲しいですね。
投稿者 管理人 : 2007年09月28日 10:58