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『向左走,向右走(ターンレフト・ターンライト)』
主演:金城武 ジジ・リョン
監督:ジョニー・トー ワイ・カーファイ
香港、2002年
右に曲がる癖のあるバイオリニストのジョン。左に曲がる癖のある翻訳家のイブ。アパートの隣同士に住んでいるにも関わらず、入り口が違うため二人はこれまで顔を合わしたことがありません。しかし、公園で偶然出会った二人は、お互いが13年前に一目惚れした相手であることを知ります。再会に有頂天になる二人は、電話番号を交換して別れましたが、帰ってメモを見ると雨に濡れて読めなくなっていました。ほんの近くでお互いのことを想いながら、どうしても相手に会うことができません。やがて二人は別の相手から想われるようになり・・・。
「一目惚れ」がテーマである作品ですが、中国語では「一见钟情*」といいます。この言葉はなんどとなく映画の中で語られ、主人公二人だけではなく脇役も「一见钟情」に翻弄されていきます。どの出会いが偶然でしかなく、どの出会いが運命なのでしょうか? 主人公たちは「一见钟情」という不思議な出会いに左右され、なんとか想いを遂げようと懸命に努力していきます。
この「一见钟情」ですが、メイキングで金城武とジジがそれぞれお互いの「一见钟情」観について語っています。そこをちょっと取り上げてみます。
金城武:
「一见钟情是一个非常重要的一个化学*作用」
「一见钟情是一个很重要的一个作用让人跟可以并在一起」
「一目惚れは、すごく重要な一種の化学反応だね」
「一目惚れは、人と人を結びつける重要な働きをするんだ」
金城武は基本的に人と人の間で起こるものであるという風に語っています。数詞を使う中国語の特徴がよく出ていますね。
ジジ:
「我是蛮*相信有一见钟情的存在」
「我很喜欢的东西,我也对一样东西产生*一见钟情的感觉」
「私は一目惚れを信じてます」
「私がとても好きなもの、それに対しても一目惚れの感覚が起こります」
一方でジジは「一见钟情」は物に対しても起こるものだと話しています。確かに、一目で気に入ってしまう物というのはありますね。もっとも私の場合は「一见钟情」で買うと、往々にして失敗するんですが・・・。主人公二人は映画の中ではある意味息がぴったりなのですが、演じている二人は考え方が少し違うようです。そんな二人の「一见钟情」の行き着く先ですが、正直驚かされました。あれはあまりにもすれ違いつづける二人に、神様もきっと苛立っていたのでしょうね。
中文拼音
钟情 zhong- qing/ 化学hua` xue/ 蛮 man/ 厂生changV sheng-
(一声を「-」二声を「/」三声を「V」四声を「`」で表しています)