中国語・韓国語・広東語:難波外国語学院
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サッカーで学ぶ中国語

第十一回 (番外編)中国紙に見るワールドカップ

今回は番外編として、ワールドカップが中国の新聞にどう取り上げられているかを見てみたいと思います。中国代表は今回出場していないものの、前回の日韓大会ではじめて出場するなど実力をつけてきており、今後もアジアで日本のライバルになっていく可能性があります。 しかし、それ以上に中国の人々のサッカーに対する情熱は熱いものがあり、今回のワールドカップも自国の代表が出ていないにも関わらず、温家宝首相も夜更かしして熱心に観戦しているようです。

そんなわけで、中国の新聞ももちろん大々的にワールドカップを取り上げています。今回はそんな中でデイリースポーツにも取り上げられていた、新華社による日本対ブラジルの論評を見てみたいと思います。

■デイリーの記事 全文はこちら

新華社電は、今回のW杯は「アジアの覇者である日本と世界チャンピオンのブラジルの力を比べるいい機会だったが、アジア側はツバメのように軽かった」と報道。「巨人がいすに座っても、立っている子どもよりまだ高い」との印象すら与えたとして、試合がブラジルのペースに終始したことを強調した。

■新華社の記事 全文はこちら

德国世界杯足球赛给了亚洲冠军日本队和世界冠军巴西队在“天平”上秤比一下的机会,结果亚洲老大“身轻如燕”。
双方比试犹如一个孩子要和巨人比身高,巨人漫不经心地坐在椅子上,仍然比笔直地站在地面上的孩子高出许多。

「亚洲冠军」は「アジア王者」ということで、日本が前回のアジアカップの覇者であることからこう称されています。ブラジルは言うまでもなく前回大会の優勝者(世界冠军)です。天平(tian- ping/)は「天秤」という意味で、「在“天平”上秤比」で秤の上にのせて比べるという意味になります。天秤に載せて計るのに「身轻如燕(shen- qing- ru/ yan`)」、「燕のように軽い」ということは、軽すぎて秤が一方的にブラジルに傾いてしまったということですね。こうしてみると、デイリーの記事は意味は変わらないものの意訳になっており、「身轻如燕」の「軽い」ということがあまり意味をなさなくなっています。

次の文章の「犹如(you/ ru/)」は「好像」と同じ意味の書き言葉で「~のようだ」になります。「漫不经心(man` bu` jing- xin-)」は「なんとなく」という意味で、仍然(reng/ ran/)は「やはり」、「笔直」は「まっすぐ」です。つまり、巨人はなにげなく座ってるだけですが、子供は精一杯まっすぐ立っていてもまだ高く飛び出ている、ということになります。

たしかに大人と子供どころではない差だったといわれてもやむを得ない試合結果でしたが、本当に日本は「笔直」といえるほどしゃんと立とうとしてたんでしょうかねえ・・・。