サッカーで学ぶ中国語
第十八回 疲労している時こそ、賢くプレーしよう。
- 老師、你好!
- 你好。
- 老師はオシム監督を気に入っておられるようですね。
- うん、頭のいい監督さんだと思うよ。
- 数学者になりたかったってぐらいですからねえ。今日もそのオシムさんの言葉からこの3つです。
1. 疲労している時こそ、賢くプレーしよう。
2. 時には引いて守ることも必要だろう。
3. 行くときはリスクを犯してプレーしよう。
- 判断力が大事だって話だね。
- 最初は「疲劳(pi/ lao/)的时候」ですね。「こそ」は・・・「才」でしょうか?
- 「才」だと疲労していないときはしなくてよい、という意味になってしまうよ。
- それじゃ意味が違いますね。どうしたらいいんでしょう?
- ここは「更」を使うといい。「疲労しているときには、なお一層・・・」ということだからね。
- なるほど!「賢くプレーしよう」は「伶俐(ling/ li`)踢(ti-)」ですか?
- うーん、「伶俐」でもいいけど、ここでは「明智(mingV zhi`)」のほうがいいかな。
- どう違うんですか?
- 「伶俐」は「気が利く」というような意味だね。「明智」の方が日本語の「賢く」に近いよ。
- 「明智」・・・なるほど名探偵にふさわしい意味ですね。
- それから、「更须要(xu- yao`)明智踢」としたほうが意味が通りやすいね。
- あ、老師スルーしましたね。たしか「须要」は「应该」と同じような意味でしたね。
- そう「~しなければならない」だよ。ほかに「必须」も同じ意味だね。
- では、こうなりました。
疲劳的时候,更须要明智踢。
2. 時には引いて守ることも必要だろう。
- 「時には」は「有时候」でしょうか?
- そのとおり。
- これは「必要だろう」が先に来るんですよね。
- 很好。
- さっき使った「须要」を使えばいいですね。
- そうだね。ただ「も必要」だから「也须要」としないと。
- そうでした。「引いて守る」は「退后(tui` hou`)守卫(shouV wei`)」でしょうか?
- うん、それでもかまわないけど、この場合は「防守(fang/ shouV)」のほうがいいよ。
- どういう意味になるんでしょう。
- 「防守」の方が「予防して守る」という感じだね。
- そうか、こっちの方が意味が近いですね。こうなりました。
有时候也须要退后防守。
- 「退后防守」は「以退为守」と言い換えてもいいね。
- 「守るために下がる」ですね。
- うん、こっちのほうが中国語ぽいかな。
3. 行くときはリスクを犯してプレーしよう。
- 「行くときは」は「攻めるとき」だから「攻(gong-)的时候」でいいんでしょうか?
- そのとおり。
- で、「しよう」は先にやったのと同じ要領で「须要」ですね。
- そうそう。
- では「须要冒险(mao` xianV)踢」でいいのかな。
- うん、それでいいね。
- よし!いい感じでできました。
- ただ直訳ぽいので、もう少し中国語ぽく言い換えるとこともできるよ。
- え、どう言うんでしょうか?
- 「不要怕冒险」としたらいい。
- なるほど。「リスクを恐れるべきじゃない」という言い方にするんですね。
攻的时候须要冒险踢。
- 老師、今日もありがとうございました。
- それにしてもずいぶん間が空いたねえ。
- 对不起。ちょっと私用が忙しくて・・・。
- 「踢皮球」したのかと思ったよ。
- え、まさかサッカーしてたと思ったんですか?
- 違う違う。「踢皮球」は「責任を放棄する」という意味になるんだよ!
- そ、そうなんですか。さすがサッカー好きな国ですね。日本語じゃ「投げ出す」だしなあ・・・。
注1:オシム語録はジェフユナイッテド市原・千葉オフィシャルサイトのページを参考にしております。
注2:アイコンはHOMEPAGE GARO様のものを使わせていただいています。どうもありがとうございます。